2016年の空気感を楽しむ、懐かしのスタイルガイド

2016年らしい雰囲気を出すなら、まずはフィルターではなく、どんな瞬間を撮るかを考えましょう。フラッシュに照らされた夜、夕暮れの野原、ショッピングモールでのコーデ、静かなカフェの窓辺。魅力的な写真には、シャッターを切る直前まで何かが起きていたような気配があります。
場所を一つ決め、そこに合う要素を一つか二つ選びましょう。ショッピングモールならボンバージャケットとスキニージーンズ。少しにじんだアイラインは、夜更かしの後なら自然に見えます。当時のカメラや、全身を時代に合わせた服装をそろえる必要はありません。
肩の力が抜けたポーズ、少しの粒子感、むらのある明るい光など、写真の中に生きた感じを残しましょう。強すぎるぼかしや、作り物の傷を何重にも重ねた加工は、その人らしさを生む細部を隠してしまいます。以下のシーンから好きな雰囲気を選び、自分の服や撮影場所に合わせてみてください。
魚眼レンズで撮る夜遊びスナップ
魚眼レンズで近くから撮れば、何気ない夜道も活気のある一枚になります。湾曲した通りや店の明るい照明が場所の雰囲気を伝え、笑顔が写真を作り込みすぎないものにしてくれます。
背後に明かりがある場所を選びつつ、顔が埋もれないように撮りましょう。サテンのボンバージャケットはフラッシュの光をよく反射します。背景がごちゃつくなら、入口から数歩離れると、ネオンが雑然とした要素ではなく彩りになります。
カメラを腕の長さまで離し、身を寄せて自然に笑いましょう。ネオンが光る夜景を背景に、フラッシュを正面から当てます。サテンのボンバージャケットを着て、湾曲した通りも画面に少し入れてください。魚眼レンズでは端ほど顔が引き伸ばされるので、顔を画面の端に寄せすぎないようにしましょう。
写真を選んで、自分らしい一枚を作ろう
夕暮れのフェスで撮る自然な一枚
2016年らしい柔らかな雰囲気を出すなら、広い野原と低い夕日を生かしましょう。歩いている姿を全身で捉えれば、人混みに頼らずとも、かぎ針編みのトップスや風になびく髪、自然な動きが映えます。
太陽が低くなり、髪を後ろから照らしてくれる日没前後に撮りましょう。地平線はすっきりと。太陽を正面に見ると目を細めてしまうので、少し体の向きを変え、歩く先に視線を向けてください。
腕の力を抜き、自然な表情で野原を歩きましょう。暖かな日差しが背後か横から当たる位置に立ちます。かぎ針編みのトップスにシンプルな服を合わせ、全身の周りに余白を残してください。動きが止まって見えるような硬いポーズは避けましょう。
写真を選んで、自分らしい一枚を作ろう
モールのエスカレーターでストリートコーデ
エスカレーターはコーデ写真に印象的な斜めのラインを作り、2016年らしい日常の舞台にもなります。ボンバージャケット、ダメージ加工のスキニージーンズ、白いスニーカーは、横から全身を撮るとしっかり伝わります。
主役はコーデのままに。人の少ないエスカレーターを選んで手すりにつかまり、友人にはステップの外の安全な場所から撮ってもらいましょう。背後は看板だらけの壁より、無地の壁や店の明かりが少し見える場所のほうがきれいにまとまります。
ステップの上に自然に立ち、前方か足元を見ましょう。モールの安定した照明を使い、ジャケットとスニーカーが見えるよう横から撮ります。エスカレーターの斜めのラインも画面にしっかり入れてください。身を乗り出したり、ほかの人の通行を妨げたり、足先が画面から切れたりしないようにしましょう。
写真を選んで、自分らしい一枚を作ろう
夜遊び帰りのダイナーのボックス席
赤いビニール張りのボックス席は、楽しかった夜の疲れが残るひとときにぴったりです。少しにじんだアイラインとラフに羽織ったデニムジャケットは、整ったコーデでポーズを決めるよりも、その夜を雄弁に物語ります。
ピンク色の看板が顔の真後ろではなく、背景に見える位置に座りましょう。ボックス席が鮮やかな色を添えてくれますが、ネオンだけでは目元が暗くなるかもしれません。テーブルや近くの窓から少し光が入ると効果的です。
片腕をテーブルに置いてボックス席に深く腰掛け、静かに疲れた表情を浮かべましょう。柔らかなピンクのネオンに、顔を照らす少しの光を合わせます。デニムジャケットは赤いシートの上でラフに着崩して。メイクを完璧に整えたり、看板で頭が隠れたりしないようにしましょう。
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助手席で撮るコンパクトカメラ風スナップ
助手席で撮る写真には、近くで何気なく撮ったような親密さがあります。シートベルト、プリントTシャツ、窓の外の街灯があれば、場面を作り込まなくても、夜遅くの車での移動が伝わります。
特にフラッシュを使うなら、車を停めている間に撮りましょう。窓も画面に入れつつ、顔がいちばん明るく見えるようにします。ここでは、全体を滑らかに明るく加工するより、一度だけ正面からフラッシュを当てた写真のほうが自然に見えます。
助手席に深く座り、少しカメラのほうを向きましょう。暗い窓の向こうに街灯が見えるようにして、正面からフラッシュを当てます。プリントTシャツの上を横切るシートベルトも写してください。運転者にフラッシュを向けたり、画面を狭く切り取って窓を隠したりしないようにしましょう。
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プールサイドの夏の一枚
プールの青は、懐かしいスタイルの明るく遊び心のある一面を引き出します。ハイウエストの水着とミラーサングラスが2016年らしさを添え、色彩の主役は水面が担います。
水の輪郭がわかりやすいよう、物の少ないプールサイドを選びましょう。真昼の光なら鮮やかな青が撮れますが、顔に濃い影ができることもあります。光のほうを向くか、日差しが強すぎるなら少し日陰を使ってください。
プールの縁に安全に座り、肩の力を抜いて片手を体の横につきましょう。明るい自然光の下、ハイウエストの水着とミラーサングラスを身に着け、水面をたっぷり画面に入れます。滑りやすい姿勢や、プールが見えなくなる切り取り方は避けましょう。
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スケートパークを広角で捉える
低い位置から広角で撮ると、コンクリートのボウルが大きく見え、動きにも躍動感が生まれます。市松模様のスニーカーとスケートボードはわかりやすいアクセントになりますが、広々とした空間も同じくらい大切です。
動く余裕があり、背景もすっきりするよう、パークの空いている場所を使いましょう。広角レンズなら、少し進むだけでもダイナミックに見せられます。難しい技は不要です。安定したバランスとボウルの曲線だけで十分です。
膝を柔らかく使い、進む先を見ながらボウルを滑りましょう。昼間、低い位置から全身とボード、市松模様の靴が見えるように撮ります。カメラは滑る進路の外に置いてください。危険な技に挑んだり、レンズを車輪に近づけすぎたりしないようにしましょう。
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夕暮れの屋上セルフィー
日没直後の青い時間帯は、にぎやかな夜景とは違う落ち着きを屋上でのセルフィーに与えてくれます。紫がかった青い街並みが彩りを添え、デニムジャケットを片方の肩から少し落とすと、気取らないポーズになります。
空が真っ暗になる前、日没直後に撮りましょう。顔がシルエットにならないよう、残る夕日の光か、近くの柔らかな照明のほうを向きます。屋上の端からは十分に離れてください。安全な場所からでも、街並みをきれいに写せます。
腕を伸ばしてカメラを持ち、肩を少しひねりましょう。顔には柔らかな夕方の光を当て、背後に街並みを入れます。ゆったりしたデニムジャケットを着て、上半身を写してください。カメラを傾けすぎて建物が見えなくならないようにしましょう。
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カフェで撮るフィルム風ポートレート
カフェの窓辺は、2016年らしい、日記の一ページのような静かな雰囲気を引き出してくれます。丸眼鏡、リブ編みのタートルネック、少しの粒子感は、写真に温かみがあり、表情もきちんと見えるときにこそ映えます。
窓からの柔らかな光が顔に届く距離に座りましょう。カップやテーブルの一部を入れると場所が伝わりますが、明るい看板や余分な物は背景から外します。粒子感は控えめに加え、目元が見えなくならないようにしてください。
少し斜めに座り、片手をカップの近くに置いて窓のほうに視線を向けましょう。窓からの柔らかな光と、温かみのあるカフェの背景を使います。丸眼鏡とタートルネックがわかるよう、腰から上を撮ってください。粒子感を強くしすぎたり、暗い隅で表情が隠れたりしないようにしましょう。
写真を選んで、自分らしい一枚を作ろう
自分だけの懐かしい瞬間を選ぼう
鮮やかな色と躍動感が欲しいなら、夜のフラッシュ撮影、プール、スケートパークを試してみましょう。柔らかな雰囲気なら、夕暮れや日没直後、カフェの窓辺がおすすめです。モール、ダイナー、車内での写真は、服装と場所を組み合わせて小さな物語を感じさせられると魅力的になります。
無理なく安全に撮れるシーンを選びましょう。まずは光と構図を整え、2016年らしい要素を一つ加えます。そして、自分らしい表情が生きる余地を残してください。